戦闘機は「かっこいい」機械ではない
(ダニー ネフセタイさん)
「日本に来てはじめて、私はある当たり前のことを考えました。戦闘機とは何のために作られた機械なのか、ということです。
イスラエルで飛ばしていたときは、一度も考える余裕がありませんでした。しかし冷静に見ると、この機械にできることはたった2つしかありません。
人を殺すこと、そして物を破壊すること。数億円かけて作られたこの機械は、茹で卵すら作れません。洗濯物も畳んでくれません。
なのに、航空ショーに26万人が集まり、みんな『かっこいい』と言う。これはどこから来るのでしょうか。映画の中で戦闘機のパイロットが美人と結婚するシーンが当然のように描かれる、そういった刷り込みが積み重なっているのだと思います。
街中でナイフを振り回している人を見て 『かっこいい』という人はいません。でも、ミサイルと爆弾を積んだ戦闘機を見て『かっこいい』という人は結構います。その爆弾一つで、ナイフの300倍の人を殺すことができるにもかかわらず、です」














