アメリカと中国の首脳会談がいよいよあす行われます。トランプ大統領は今夜、中国に到着する予定で、北京市内は厳戒態勢が敷かれています。

日本時間きょう未明、ワシントン郊外の空軍基地を出発したトランプ大統領。出発直前には習主席との首脳会談に向け、期待感をあらわにしました。

アメリカ トランプ大統領
「習主席と話をした。我々はともに会談を楽しみにしている。素晴らしいものになるだろう」

トランプ氏はイラン情勢について「じっくりと話をする」と述べる一方、戦闘終結に向けたイランとの交渉に関し、中国の支援は「不要」だという強気の姿勢も示しました。

また、出発後、「同行しない」と報じられていた半導体大手エヌビディアのフアンCEOが大統領専用機に乗ったことが明らかになるサプライズも。はたして、どんな首脳会談に…

今夜、トランプ氏が到着する中国の北京。

記者
「北京市内の高速道路です。アメリカと中国の国旗が掲げられています」

市内では歓迎ムードを演出する動きが見られる一方で…

記者
「北京市内の通りでは、歩道に柵が設置されています」
「セキュリティテストでしょうか。何かパソコンを使って作業をしています」

トランプ氏と習氏は日本時間のあす午前11時すぎに首脳会談を行い、午後には世界遺産「天壇公園」を訪れる予定です。

記者
「世界遺産の天壇公園ですが、メインの祈年殿には立ち入りができません」

天壇公園はキッシンジャー元国務長官が十数回訪れた「ゆかりの地」とされています。キッシンジャー氏は1972年にアメリカと中国が和解した「ニクソン・ショック」の立役者で、この場所にはそうした歴史的な背景もあるとみられます。

ニクソン大統領(当時)の訪問の後、1979年に米中は国交を正常化します。

1984年のレーガン大統領以降はバイデン大統領を除く全ての大統領が中国を訪問。トランプ氏は中国を訪問する8人目のアメリカ大統領となります。

トランプ氏自身、およそ9年ぶりとなる訪中に北京市民は…

北京市民
「一番大事なのは世界平和です。今はこんな争いはやめてほしい。見てください、世界がどれほど混乱しているか」
「今後、情勢が少しでも安定し、車に乗る私たちにこれ以上、余計なコストがかからないことを願っています」

首脳会談では、▼貿易や▼台湾への武器売却、そして、▼イラン情勢も議論の焦点になるとみられます。