「白バス行為」か…高校とバス会社で“認識の食い違い”

会社側は会見で、若山容疑者に「報酬を渡していない」と説明しています。一方、学校側は10日、事故後、バスの中で“現金入りの封筒”が見つかったと明かしました。

北越高校 灰野正宏 校長(10日)
「蒲原鉄道の担当者から運転手に渡されたと思われる手当の封筒。(Q.いくらぐらい入っていた?)3万3000円です。手当、高速(代)、ガソリン(代)ですね。封筒の表書きに書いてありました」

さらに、学校側がバス会社に依頼した内容についても“認識の食い違い”があります。

蒲原鉄道 茂野一弘 社長(6日)
「レンタカーを使って送迎をしたいというお話をいただいたので。普段からお世話になっていたので、レンタカーの手配と運転のできる人間を紹介して」

北越高校 灰野正宏 校長(7日)
「『北越高校がレンタカーの手配を依頼した』であるとか、『北越高校で運転できる者がいないので運転手の依頼もあった』と発言があったが、顧問によればこうした発言はしていない」

その顧問は、依頼したのは「貸切バス」だったと説明しました。

北越高校・男子ソフトテニス部 寺尾宏治顧問(10日)
「私は4月11日に金子氏に今回の遠征のバスの運行を依頼した。バスは蒲原鉄道のバス、運転手は蒲原鉄道の運転手だと認識」

これについて取材に応じたバス会社OBによると、高校とは25年来の付き合いがあり、顧問とやりとりしていた営業担当の金子氏は「レンタカーをお願いされた」と話していたといいます。

バス会社OB
「金子(営業担当)の方から (顧問の)先生に電話で『大型バスいくら、中型バスいくら、マイクロバスいくら』『レンタカーいくら』と投げかけて、その返事が『レンタカーにお願いしたい』と。(Q.それは金子さんからの話?)そうです」

金子氏の「知り合いの知り合い」だったという若山容疑者。こうした人物を“運転手”にさせたことについて、OBは苦言を呈したといいます。

バス会社OB
「注文を受けてから5月6日までの間にどんな人かは一回でも会っていたら変わってたと思うので、そこは金子を責めた。(金子氏は)『大変申し訳ない。配慮足りなかったです』と」

高校側と会社側の主張に隔たりがある中、国土交通省・北陸信越運輸局は11日午後、「白バス行為」などの疑いで蒲原鉄道に監査に入りました。

運輸局は今後調査を進め、法令違反の有無や行政処分の対象になるかを判断する方針です。