7日朝、成田空港から福岡に向かっていたジェットスター機に爆破予告があり、中部空港に緊急着陸しました。爆発物は見つかりませんでした。

警察などによりますと、7日午前6時20分ごろ、成田空港の施設に外国語で、「ジェットスター501便に爆弾を仕掛ける」と電話がありました。ジェットスター501便は成田から福岡に向かっていましたが、爆破予告を受け、午前7時40分ごろに中部空港に緊急着陸しました。

中部空港によりますと、この機体には乗客と乗員およそ140人が乗っていて、緊急脱出用のスライダーを使って外に出ましたが、この際、5人がけがをしました。軽傷とみられています。

けがをした女性
「(スライダーで)着地する時に、地面に手をついた」

警察は乗客の荷物すべてを調べたほか、機内の点検もして爆発物はなかったことを確認しました。

予約便が欠航した人
「(地元が熊本で)地元に帰る予定だったが、今どうなるかわからない状態」

この影響で中部空港は一時滑走路を閉鎖し、およそ60便が欠航、出発ロビーは払い戻しや便の変更を求める人たちで混雑しました。