ハンタウイルスの集団感染の疑いのあるクルーズ船を降りた日本人がきょう、イギリスに到着しました。今後、最大45日間の健康観察を受ける予定です。
10日、スペイン領カナリア諸島に到着したクルーズ船「MVホンディウス号」。全身、防護服に覆われた乗客が一人ずつ下船し、小型船に乗り換えました。
記者
「青い防護服を着たまま、ソーシャルディスタンスを保ちながら乗客の方々がバスに乗り込み、空港に向かいます」
その後、乗客らはバスで空港へ。各国が手配した特別機に乗って島を離れました。
船には乗客と乗員あわせて23か国のおよそ150人が乗っていましたが、これまでに19か国の94人が下船したということです。
日本政府によりますと、乗客の日本人1人はチャーター機でイギリスに到着。健康状態に問題はないとしていますが、保健当局による最大45日間の健康観察を受ける予定です。
一方、フランスに帰国する便で、乗船していた5人のうち1人が機内で症状を訴えたということです。ハンタウイルスへの感染は不明ですが、5人は厳重に隔離され、検査などを受ける予定です。
現地を視察したWHO=世界保健機関のテドロス事務局長は「パニックになる必要はない」と強調しました。
WHO テドロス事務局長
「ウイルスの動きが新型コロナと異なる点が私たちに(解決する)自信を与えてくれる。我々はこの問題に対処することができる」
乗客全員の下船は11日中に完了する見込みだとしています。
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