太平洋戦争の歴史を調査している大分県の「豊の国宇佐市塾」が、初公開となる旧日本軍が撮影した出撃の様子など新たに確認された映像を公開しました。

南方・ブーゲンビル島のブイン航空基地で爆撃機の出撃前に行われた訓示の様子。旧日本軍が撮影した非常に珍しい初公開の映像です。
アメリカ国立公文書館から入手した太平洋戦争の映像を長年分析、研究している豊の国宇佐市塾は新たに確認できた14点の映像を9日公開しました。
このうち1943年4月に撮影された出撃の様子は爆撃機に搭乗した旧日本軍の兵士が撮影した貴重な映像です。

(豊の国宇佐市塾・織田祐輔さん)「この下に映っている島が本当にガダルカナル島の手前にある島々の形と全く一緒なので、まさにあと1時間もない10分、20分ぐらいで戦場に到達するときの映像になります」
出撃した18機のうち2機が撃墜され、アメリカ軍が機体の残骸からフイルムを回収し保存していました。訓示を受ける隊員の中には、この攻撃に参加して戦後、手記を出した大分市出身の松浪清さんとみられる姿も確認されました。
また1944年10月神風特別攻撃隊の6機が次々と突入しアメリカ軍の空母が爆発、炎上する模様が複数のカメラで撮影されていました。宇佐市塾ではこの特攻で戦死した6人を特定しました。

(豊の国宇佐市塾・織田祐輔さん)「戦後今年で81年を迎えあの当時のことを証言できる方が本当に少なくなってしまっている。これを見て日本の今のところ最後に経験した太平洋戦争がどうだったのかというのを考えていただきたいと思っています」

このほか終戦の5日前に鹿児島で小学校や集落が機銃掃射を受ける様子もカラーで収められていました。宇佐市塾では今回発表した映像を今月16日に行われる第20回宇佐航空隊平和ウォークで一般公開します。














