ハンタウイルスの集団感染が疑われるクルーズ船が、スペイン領カナリア諸島のテネリフェ島に到着しました。最新情報を現場にいる加賀記者が伝えます。
クルーズ船「MVホンディウス号」はおよそ4時間ほど前に、テネリフェ島の港に到着しました。
現場ではクルーズ船から乗客を小型船で降ろす作業が始まるところです。この後、乗客はこちらのエリアに誘導され、医療関係者が検査などを行うということです。
現場では、つい先ほど、スペインの保健相が会見を行いました。その中で、地元テネリフェ島の住民に向けて「船にいる乗客・乗員150人は全員、症状が出ていない」「現場で、しっかりと安全に全員を退避させることが重要だ」と強調していました。
日本人1人が乗船しているということですが、下船したかなどの情報はまだ入ってきていません。
クルーズ船の到着に先立ち、9日夜、WHO=世界保健機関のテドロス事務局長が現地を視察しました。
WHO テドロス事務局長
「2020年に新型コロナを経験し、そのトラウマは心に刻まれている。だから人々は疑問を抱き、不安を感じるだろう」
テドロス事務局長は、地元住民の不安に配慮し「この病気は新型コロナではない」「地元住民へのリスクは低い」とも述べました。
80人以上の乗客は小型船やボートで全員下船したのち、症状がある人は航空機でオランダに搬送され、健康に問題ない人はスペイン、アメリカ、イギリスなど各国が手配した特別機などで帰国します。
また、乗客の国籍が20か国以上にのぼるため、EU=ヨーロッパ連合も特別機を派遣するということです。
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