大分県北部で古くから伝わる伝統の「お接待」が豊後高田市で7日行われ、参拝者が無病息災を祈りました。

「お接待」は、弘法大師の命日にあわせて、ゆかりのある国東半島や宇佐市などで古くから続けられている伝統的な行事です。

豊後高田市の中真玉地区では寺や住宅に「お弘法様」と呼ばれる石像が用意され、多くの参拝者が訪れました。「お接待」には地域の園児も参加し、保護者や先生と一緒に寺や住宅を歩いて周りました。

この地域では古くから寺へお遍路に来た人たちに食べ物を渡す風習が根付いていて、参拝者にはお菓子が配られました。接待に参加した子どもたちは受け取ったお菓子をうれしそうに食べていました。

地域で人口が減っていく中、地元住民は子どもたちの「お接待」参加に喜びを感じています。

(住民)「私の母がここに嫁に来た頃から毎年出している。100年ぐらいになる。小さい子どもがいっぱい来てくれることが本当にうれしい」「弘法大師さんの由来をみんなに知ってもらい、続くことがありがたいと思う」

中真玉地区では古くから続く伝統を感じながら、多くの人が手をあわせて1年の無病息災を祈りました。