ハンタウイルスへの集団感染の疑いがあるクルーズ船がスペインのカナリア諸島に向けて出発しました。

ロイター通信によると、3日からカーボベルデ沖で足止めされていたクルーズ船「MVホンディウス号」は、感染の疑いのある3人が搬送されたあと、カナリア諸島に向けて出発しました。

乗客乗員およそ150人を乗せたクルーズ船について、スペインの保健相は、3日以内にカナリア諸島に到着する予定だとしています。

一方、カナリア諸島の自治州は「感染リスクがないのなら、カナリア諸島まで来る必要は全くない」「誰も私たちに理由を説明していない」として、受け入れに反対しています。

クルーズ船をめぐり、WHOは6日時点でハンタウイルスの感染による死者は3人としています。

また、感染確認と感染疑いの患者はあわせて8人ですが、スイス政府はクルーズ船の乗客で4月末にスイスに帰国した男性の「ハンタウイルス」への感染が確認され、病院で治療を受けていると明らかにしました。

また、AP通信は南アフリカに移送された2人が検査により、ハンタウイルスの「アンデス株」に感染していることが確認されたと伝えています。1人はイギリス国籍で、集中治療室に入院中だということです。