5月17日に国立競技場で開催される『セイコーゴールデングランプリ陸上2026東京』のプレイベントとして、赤坂サカスで「ストリートボウタカ in 赤坂サカス」が6日に開催された。

昨年開催された東京世界陸上の興奮を未来につなげていく「東京2025世界陸上レガシー事業」の初のイベントとなり、現役選手で5度の世界陸上出場・山本聖途(34、トヨタ自動車)や3度の五輪、7度の世界陸上出場、そして、現在も日本記録保持者の澤野大地(45)が登場した。

デモンストレーションではマスターズ陸上競技・45歳の記録(4m40)を上回るバーの高さ4m41に澤野が挑戦した。しっかりした助走から勢いよく飛び出したが、ポールを落としてしまい惜しくも成功ならず。すぐそばで見ていた観客も大歓声を上げていた。澤野は「昨日の夜ぐらいから、ちょっとそわそわし始めて、あれなんだこれは?久しぶりだぞっていうところがあって」と緊張を口にし、「出るなら、あんまり恥ずかしいものを見せられないなっていう思いで挑んだつもりだったんですけど、難しいですね棒高跳って」と笑顔で語った。

そして、5度挑戦できるという特別ルールで行われた現役選手たちの戦いは、山本が2度失敗した5m20を3度目で成功。山本が5m20で優勝し、緊張感あふれる戦いに観客も大興奮。観客から祝福の拍手が送られた。「本当になかなかこういう機会もないですし、棒高跳びを知らない方が多分ほとんどだったと思うので、今日は魅力を伝えられたかなと思います」と喜びを語り、「陸上競技で唯一、物を使って高く跳ぶ種目。人間が空を飛べるっていう夢を実現できるっていうのを伝えるっていうのが目的だったので、それが伝わったかな」と満足そうな顔を見せた。

優勝した山本選手

その後は子どもたちに実際、棒高跳に挑戦してもらい、山本ら現役選手が熱心に指導して、初めての棒高跳を楽しんでいた。