学校の中にコンビニがあったり、日替わりでキッチンカーが来るなど多様化する中高生のランチ。新しいお弁当のカタチ「のせ弁」と「ペコフリー」とは?

安い&満足&あったかい「のせ弁」

中高生のお弁当に変化が起きているということで、やってきたのは『福岡県立小郡高校』(小郡市)。

2時間目が終わると学食へ向かう生徒たち。お財布と一緒に手に持っているのは“白いご飯だけが入った”お弁当です。

学食に入ると、持参したお弁当箱に「メモのような紙」を添えて食堂スタッフに渡していきます。

そして、4時間目が終わったお昼休みに再び学食へ。カウンターには生徒たちが持参したお弁当箱がズラリと並んでいます。中身を見せてもらうとー

高校1年生:
「チキン南蛮丼。“のせ弁”です。白米だけ持ってきたらおかずをのせてくれる」

お昼休み前にご飯と注文票を渡すと、授業の間に食堂で出来立てのおかずをのせてくれるという「のせ弁」。

メニューは学食で出している14種類から選べて、おかずだけの提供なので「どれでも380円均一」と少し安く食べられるのです。

高校3年生:
「今日は牛とじ丼。牛丼を卵でとじたみたいなので出汁がめっちゃ多い。オープンキャンパスで“のせ弁”を知って、めっちゃいいやんって思って受験した」

ちなみに一番人気ののせ弁は、トンカツにソース・マヨネーズ・とうがらしをかけた「一味カツ」とのことです。

親も負担軽減「非常に助かっている」

実は全国に拡大中の「のせ弁」。

2025年から導入した『本庄第一高校』(埼玉・本庄市)では、お昼休みに入ってから“食べる直前”におかずをのせるスタイルで、値段は300円以下です。

教頭・小林浩美先生:
“安くて温かい”ものを食べられるのせ弁をやっている学校があると聞いて、それなら本校でもできるかもしれないとスタートした」

生徒約1000人に対して、学食は100席ほど。少しでも多く生徒に温かいランチを食べてもらうため、のせ弁を導入したといいます。

高校1年生:
「ご飯が冷えていても、おかずがあったかいんで温かいまま食べられる」

保護者からも好評で、「月に5.6回利用している」と話すのはラグビー部の子どもを持つお父さん。「とにかく量を食べるので毎日作るのは負担になる」とのことで、のせ弁という選択肢が増えて非常に助かっているといいます。