数多くの店が軒を連ねる日本有数の商店街「アメ横」。この場所で今問題となっているのが、飲食店の「路上営業」です。警視庁はきょう、一斉摘発に乗り出しました。

ゴールデンウイーク終盤、多くの人で賑わう東京・台東区にある「アメ横商店街」。この周辺ではきょう…。

「歩行者の方、道をあけてください」
「店の責任者の方いますか、店の責任者の方」

警視庁による飲食店の一斉摘発が行われました。その理由は…。

記者
「飲食店の席が路上にはみ出していて、通る人たちが譲り合いながら歩いています」

「アメ横」周辺の飲食店で行われている「路上営業」です。道路使用の許可を得ず、店の前の路上にテーブル席を設置することは法律で禁止されているのです。

警視庁は、緊急車両の通行の妨げになるとして、アメ横周辺での「路上営業」について、この半年で1500件近くの指導や警告を行っています。

こうした状況に、「アメ横」周辺に長く住む水谷さんは…。

仲徒三四町会 水谷浩久 会長
「(私たちも)パトロールの際に注意はしているんですけど、やはり我々民間ですと、なかなかお店の人は耳を傾けていただけないのが現状。緊急車両や歩行者の通行の妨げなど、非常に、まちとしても悩ましい問題」

戦後の闇市からスタートした「アメ横」は、400店あまりが立ち並ぶ日本有数の商店街。

コロナ禍に飲食店を支援する目的で路上営業の基準が緩和されましたが、水谷さんによりますと、その措置が終了した後も多くの店が路上営業を続けているということです。

警視庁は、指導や警告を強化したものの改善されなかったため、きょう、一斉摘発に踏み切りました。

「各飲食店の皆さん、歩行者のために道をあけてください」

こちらの店では、路上に出されていたテーブルや椅子をすべて押収。何も知らずに利用していた人たちは困惑気味です。

この店の店長は…。

店の店長
「上野は外飲み文化があるので、周りの店舗を見つつ路上営業をしていた。店で話し合って今後のことを検討したい」

警視庁は「歩行者や車両が安全に通行できる環境づくりに協力してほしい」としています。