太平洋戦争中に水没した山口県宇部市の長生炭鉱から引き上げた遺骨について速やかなDNA鑑定を求めていた市民団体が、国側がまだ鑑定に着手していないという状況を30日、明らかにしました。
国の担当者と面会した「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が、東京で会見を開きました。
宇部市にあった長生炭鉱は太平洋戦争中に水没し、犠牲者の遺骨は今も取り残されたままです。2
025年8月に行った潜水調査で遺骨の一部を海中から引き上げました。日韓両政府は1月の首脳会談でDNA鑑定を協力して進めることで合意しています。
刻む会は4月、外務省と警察庁にDNA鑑定の速やかな実施を求めるとともに、鑑定保管状況などをたずねる要請書を提出しました。
刻む会によりますと国からは「DNAの鑑定はまだ着手できていない」「韓国政府と具体的な方法を協議中のため、遺骨は山口県警から保管したままで移動していない」などと回答があったということです。
長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会 井上洋子代表
「シャトル外交の場でですね、鑑定結果が出たということが報告できるような、そうしたものを強く求めていきたいと思います」
2月の潜水調査で台湾のダイバーが死亡する事故が起きていて刻む会は2027年2月までは再開しない方針です。














