■「工事現場を作りたいなら工事現場に行くまでの道を」

<記者>
そんな中で対話が終わったということに対して思うところと、着工に関しては鈴木知事の政治判断になりますけれども、どんなことを(お考えですか)。

<川勝前知事>
この間、山崩れがあって、山奥に入る道が閉ざされたために山に残された人がいたじゃないですか。40人くらい。工事現場というのは、数十人どころじゃありません。数100人働くんですよ。しかも何年も働かなくてはいけません。そこで病気になったらどうするんですか。

けがしたらどうするんです。救急車が行けませんよ。ヘリコプターも行けますか、こんなV字型のところ。そこに行くための道、つまり工事現場をつくりたいというなら、工事現場に行くための道ですね。

これは三ツ峰落合線、あれ5キロあります。まだできていないでしょう。それから市道閑蔵線というものがあります。これは2.5キロで直接井川に出られるんですね。

こういうところをちゃんと掘っておけば、南アルプスに登りたい人もいらっしゃるから、またそこから降りてくる人もいると。ここをやって初めて工事現場の人たちの安全が守れると。だから、工事現場をそこで着工していいと。