全国にあって、ほとんどが“入場無料”で楽しめる「大学博物館」企画第4弾は、ゴールデンウィークにピッタリの2つです。
東大の「驚異の小部屋」探検

大学博物館を15年以上取材してきた大坪さんオススメの1つ目は、東京駅の目の前「KITTE丸の内」の2階にある『インターメディアテク』。
大学博物館ライター・大坪 覚さん:
「日本郵便と東京大学が共同で運営。“普通の博物館とは違う展示の手法”で素敵な出会いがある」

開放的な空間が広がる館内には、大きな骨や古い蓄音機、帆船の模型、アフリカの彫像など多種多様な展示がズラリ並びます。

『インターメディアテク』寄付研究部門・松原 始特任准教授:
「東京大学が1877年の開学以来集めていた標本や学術資料を展示している。総合大学なのでジャンルが非常に広い。動物学・植物学・考古学・人類学・古生物学など」

まさに魅力は“ジャンルの幅広さ”。しかも、展示物の大半は“撮影OK”です。
例えば長さが7~8mある大きなミンククジラの骨格標本は、農学部が持っていた捕鯨関連と思われる資料。

その奥には、チョコレートの箱のように細かく仕切られた木箱の数々。それぞれのマスに色や模様などが違う石たちが収められています。これはー

松原特任准教授:
「ドイツの博物学者・シーボルトがくれたヨーロッパの石のサンプル。シーボルトが日本の鉱物のサンプルを自国に持って帰ってしまって、『あの石返して下さい』と言ったら渡されたのがヨーロッパの石」
そして博物館の一番奥にあるのが、「驚異の小部屋」。

松原特任准教授:
「当館で“一番濃い”ところ。博物館の原型のひとつに『驚異の小部屋』というのがあって15~18世紀頃に王侯貴族や金持ちの間で流行したコレクションルームのこと。ここも、とにかく“すごいものをギュギュッと集めてやれ”という空間」

何年かに1回咲くと日本でも話題になる世界最大の花「ショクダイオオコンニャク」の乾燥標本に、様々な民族の像や神様の像などなど、まさに“ごちゃ混ぜ”の展示空間です。

小さい人型の「女性の仮面をつけた人を表す彫像」(20世紀初頭)は、アフリカ・ソンギ族の遺産。頭には長い角があり、特徴的な“唇を突き出す表情”は女性の顔を表しているといいます。















