須坂市で、乾いた田んぼに直接種もみをまく「乾田直播(かんでんちょくは)」による米作りの実証実験が始まりました。

(宮入キャスター)「水が入っていない田んぼです、畑のような状態で種もみをまいています、1か月ほど栽培して水をはり、6月上旬には田植えしたのと同じような状態になるそうです」

米の乾田直播栽培は、一般的な米栽培に比べて収穫量が2割前後少ない一方、苗作りや田植えの作業をなくすことで、労働力や生産コストの削減につながります。

また、一般的に2月ごろから種もみをまくことができるため、春の農作業を分散させる狙いもあります。

今年度、県農業試験場では乾田直播栽培について、県内における適応性を確認するため実証実験を始め、28日は、興味を持つ農業関係者などが見学に訪れました。

(県農業試験場作物部・青木政晴部長)「例えば収量が少し下がっても、コスト的にメリットがあれば取り入れることになりますので、それもあわせて将来的には評価していくようになると思います」

農業試験場によりますと、県内では昨年度3万ヘクタールで米栽培が行われ、そのうち乾田直播によるものは、中信地域などでおよそ13ヘクタールにとどまっています。