アメリカの司法省は、トランプ大統領が出席した夕食会の会場近くの銃撃事件で逮捕された男をトランプ氏に対する殺人未遂など3つの罪で訴追したと発表しました。
アメリカ ブランチ司法長官代行
「本日、司法省は連邦地裁に対し、コール・トーマス・アレン容疑者を3件の罪で訴追した。第1の罪状は、合衆国大統領に対する暗殺未遂だ」
アメリカのブランチ司法長官代行は27日、夕食会の会場近くの銃撃事件で逮捕されたコール・アレン容疑者(31)を3つの罪で訴追したと明らかにしました。
▼トランプ大統領への殺人未遂の罪に加え、▼犯罪目的で銃を発砲した罪などで訴追したとしています。
また、ブランチ氏は銃撃を受けたシークレットサービスがアレン容疑者に対して銃を5発、発砲したものの、命中しなかったと明らかにしました。
ただ、アレン容疑者は倒れ込み、他のシークレットサービスによって取り押さえられたとしています。
このほか、司法省は銃撃事件に至るまでのアレン容疑者の行動を明らかにしました。
4月21日ごろから23日ごろにかけて、自宅近くの西部カリフォルニア州のロサンゼルスから中西部イリノイ州のシカゴまで電車で移動。さらにそこから電車で首都ワシントンまで移動し、24日の午後1時ごろにワシントンに到着。午後3時ごろに夕食会が開かれたヒルトンホテルにチェックインしました。
その翌日、25日の午後8時40分ごろ、ホテル内で夕食会場の警備を突破しようと試み、銃撃事件を起こしたとしています。
また、司法省はアレン容疑者が4月6日にヒルトンホテルの宿泊予約を行っていたとしています。
記者
「こちら、アレン容疑者が働いていた学習塾です。昼時はベンチに座り、食事をとっていたということです。言葉少なで物静かだったといいます」
地元の学習塾で講師として働いていたアレン容疑者。11歳の娘が容疑者に教わったことがあるという母親は…
娘が容疑者に教わったことのある母親
「ここに通っていた間は安全だと感じていましたし、おかしいと感じたことは一度もありませんでした。先ほども言った通り、とにかく衝撃でした」
また、母親は隣のオフィスで働いていて、アレン容疑者を頻繁に見かけていたといいます。
娘が容疑者に教わったことのある母親
「廊下ですれ違っても目を合わせず、周りと関わろうともせず、(共有スペースで)静かに昼食をとっていました。挨拶も一切なく、見かけるといつも黙って座っている印象でした」
アレン容疑者は27日、訴追手続きのため、ワシントンの連邦地裁に初めて出廷しました。
アメリカメディアによると、法廷内のアレン容疑者は落ち着いた様子で、弁護人がアレン容疑者には逮捕歴や有罪判決歴がないと述べたということです。
アレン容疑者は、有罪となれば終身刑となる可能性があり、30日に罪状認否が行われる予定です。
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