アメリカ・ニューヨークで、きょうからNPT=核拡散防止条約の再検討会議が始まります。参加国の全会一致が必要な最終合意文書を取りまとめることができるかが焦点です。

NPT=核拡散防止条約の再検討会議が開かれるのを前に、日本から訪れた被爆者団体などが会場となる国連本部まで行進し、核兵器の廃絶を訴えました。

この会議は、核軍縮や核の不拡散などに向けた取り組みについて話し合うため、5年に1度開催されているものです。焦点となるのは、参加国の全会一致が必要な「最終合意文書」を取りまとめることができるかどうかです。

過去2回の会議では中東やウクライナをめぐって意見が割れ、採択できていません。国連の軍縮部門のトップを務める中満事務次長は、今回も採択できなければ、条約が「空洞化」する可能性があると危機感を訴えます。

国連 中満泉 事務次長
「条約への信頼度が低下してしまって、最終的には空洞化してしまうような動きが始まる可能性やリスクがある」

世界各地で紛争が続く中、NPT体制の重要性を再確認できるのか注目されます。