長崎県佐世保市では、秋から雨の少ない状態が続き、一部のダムで貯水率が低下していることから、5日から市南部の住民およそ7万5,000人に節水を呼びかけています。

佐世保市 水道局 中島 勝利 局長:
「昨日(4日)南部水系におきまして、渇水対策本部を立ち上げ、今後の活動について検討いたしました」

佐世保市によりますと、去年10月~12月の3か月間に佐世保市で降った雨の量は117.5ミリと平年の3分の1ほどにとどまっています。

このため市南部にある下の原ダムの貯水率が、4日現在で55・7%まで低下。

このまま少雨傾向が続けば、今月下旬から来月上旬にかけて『制限給水』を実施するおそれも出てきたということです。

佐世保市では4日、水道局内に『渇水対策本部』を設置するとともに、下の原ダムから給水している早岐地区や針尾地区など、市南部の3万7,500世帯 およそ7万5,000人に対し『節水』を心がけるよう呼びかけています。