兵庫県で行われている、全日本高校女子サッカー選手権です。悲願の初優勝を目指していた岡山の作陽でしたが、準決勝で惜しくも敗れました。
高校女子サッカーの頂点を目指し、準決勝に駒を進めてきた作陽。選手らを応援しようと卒業生もスタンドに駆け付けます。相手は、過去2回決勝戦で敗れている静岡の藤枝順心です。
前半34分、作陽は藤枝に裏のスペースを狙われピンチとなりますが、DFの岡本琉奈(名古屋FCルミナス出身)の好守備で、前半を0―0で折り返します。
作陽は、果敢に攻め込もうとしますが、統率された藤枝守備陣を破ることができません。突破口を見つけられない中、後半11分に下吉のミドルシュートで先制点を奪われます。
最後まで藤枝の堅い守備に阻まれ、ゴールを奪うこと出来なかった作陽。それでも堂々の全国3位です。
(作陽 池田浩子監督)
「大丈夫、お前は強くなった、お前は強くなった」
「すみませんでした」


作陽イレブンの健闘を讃えようと、津山市役所には横断幕が掲げられました。4月には倉敷市に学校が移転する作陽、職員から聞かれたのは「感謝の思い」です。

(津山市企画財政部 小枝和弘さん)
「皆さんのご健闘が、津山市にとって大変明るいニュースとなりました。来年こそは全国優勝目指して、頑張ってください」

全国制覇を目指す作陽、女子サッカー部の悲願は後輩たちに受け継がれます。