アメリカのトランプ大統領は、イランとの協議に向けた代表団の仲介国パキスタンへの派遣を中止したと明らかにしました。これに先立ち、パキスタンを訪れていたイランの外相は次の訪問先オマーンへ移動しました。
アメリカ トランプ大統領
「(政府代表団の)派遣を中止した。我々には全てのカードがある。往復15時間も飛行機に乗るつもりはない」
トランプ大統領は25日、イランとの協議のため、この日パキスタンへ出発するとしていた代表団について派遣を中止したと明らかにしました。「移動時間と費用がかかり過ぎる」と説明しています。
トランプ氏は「イラン側から多くの提案があったが十分ではなかった」と主張。派遣中止の決定直後に「より良い新しい提案が届いた」とも述べました。
イランとの停戦の継続については「まだ何も考えてない」としていて、今後の協議に関しては「誰が実権を握っていても、私は対応する。彼らが私に連絡すればいいことだ」と話しています。
また、トランプ氏はニュースサイト「アクシオス」に対し、派遣中止がイランへの攻撃再開に繋がるかについて、「そういう意味ではない」と述べ、否定したということです。
一方、これに先立ち、パキスタンを訪れていたイランのアラグチ外相は、パキスタン軍のトップ、ムニール陸軍元帥や、シャリフ首相と会談。
会談後、SNSで「非常に実りの多い訪問だった」としてパキスタンへの謝意を表明し、「戦争を恒久的に終わらせるための実現可能な枠組みに関するイランの立場を共有した」と明らかにしました。
その上で「アメリカが外交に本気かどうかはまだ分からない」としています。
アラグチ氏は、トランプ氏が代表団の派遣中止を明らかにする前にパキスタンを出国していて、次の訪問先オマーンに到着しています。
イランメディアは、アラグチ氏がオマーン訪問後、パキスタンに戻る見込みだと報じています。
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