■MLB ジャイアンツ 3ー1 ドジャース(日本時間22日、オラクル・パーク)

ドジャースの山本由伸(27)が敵地でのジャイアンツ戦に今季5度目の先発に挑み、7回101球を投げて、被安打6、奪三振7、四球2、失点3(自責3)。開幕5戦連続クオリティスタート(QS)を達成する力投となった。しかし打線は3安打1得点に倒れ、山本は今季2度目の黒星を喫した。

試合後、山本は「初回、最小失点にも抑えられず、悔しい立ち上がりにはなりましたけど、なんとか2回からひとりずつ抑えていけたので、立ち上がりは悪かったですけど、そこから7回までいけたのは良かったと思います」と振り返った。

「反省は初回」と山本が話すように試合は1回、味方失策が絡み無死満塁のピンチを招くと、4番・R.デバースにスプリットを捉えられ、ライトへの適時打を浴びた。先制点を許しなおも満塁で5番・C.シュミットに犠飛を放たれ2点目を献上。さらにイ・ジョンフにも右前適時打を浴び、この回一挙3失点。

しかし2回以降、許した安打は2つと無失点に抑える見事な修正。7回には8番・D.ギルバートから始まる打線を3者連続三振に抑える好投を見せ、マウンドを降りた。山本は「初回もそこまでクリーンヒットもなかったので、ボールもいつも通りの変化をしてたので、特に変えずいつも通りに1イニングずつ行きました」と自身の投球を冷静に語った。

チームは守護神であるE.ディアズ(32)が肘の遊離体を除去する手術を受けると発表。復帰はシーズン後半の見込みとなっている。抑え不在という厳しい状況の中、山本は「こういうのはシーズン中、絶対誰かしら起こることだと思うので」と話し、「去年もそうでしたけど、みんなでそれを埋めてなんとか優勝まで行けたので、僕が例えばいつもより1イニング多く投げるとかは全体的には小ちゃなことかもしれないですけど、みんながそういう感じで穴を埋めていけたらいいかなと思います」と前を向いた。

指揮官のD.ロバーツ監督(53)は、2回以降好投した山本について「それが彼がエースである理由だと思う」と高評価。続けて「序盤はあまり良くなかった。カーブが高めに浮いていたし、全体的に制球も良くなかった。守備でもいくつか助けられたはずのプレーがあったが、それでも球数を管理して3失点で抑え、7イニングまで投げて試合を作ったのは、彼の素晴らしさを表している」と称賛した。

さらに連続試合出塁を「53」に伸ばし、アジア出身選手新記録、そしてブルックリン時代を含めた球団記録2位、2000年にショーン・グリーンの記録に並んだ大谷翔平(31)についても言及。「少し苦しんでいるが、それでもこれだけの結果を出しているのは彼の才能の証だ。内野安打を狙って全力疾走していたし、あの姿勢も素晴らしい。チームに貢献し、出塁し続けている。それがこの記録に表れている。彼や他の選手が調子を上げれば、大量得点も期待できる」と今後を見据えた。

大谷はあす“二刀流”で出場予定となっている。前回登板は約5年ぶりの投手専念だったが、あすの試合についての質問にロバーツ監督は少し間を明け「打つ予定だ」と回答。今後、投手専念で出場する可能性は「ある」とし、「投げる日に打たないことで負担が軽くなるのは理にかなっている。彼はうまく両立してきたが、必要であれば本人とも話し合う。彼の柔軟な姿勢には安心しているし、明日に関しては問題ないと思っている」と考えを明かした。