テレビ番組用の音楽の提供などを行う会社の元役員が、JASRAC=日本音楽著作権協会に日本テレビの番組で楽曲を使用したとうその報告をして、著作権使用料およそ630万円をだまし取ったとして警視庁に逮捕されました。
きょう、警視庁に詐欺の疑いで逮捕された井上研一容疑者(59)。テレビ番組に音楽の提供などを行っていた会社「BONZO」の元役員です。
狙ったのは音楽の著作権の管理などを行うJASRAC。警視庁によりますと、井上容疑者は2019年、JASRACにうその報告をしたといいます。
井上研一容疑者
「日本テレビの番組が、自分が代表を務める音楽出版社が著作権を持つ楽曲を使用した」
通常、テレビ番組が音楽を使った際、JASRACに楽曲の使用を報告。JASRACは報告に基づき、音楽をつくった権利者に著作権使用料を支払います。
ところが、井上容疑者は当時、日本テレビの「シューイチ」など、自らと全く無関係の4つの番組で楽曲が使われたとテレビ局側を通じ、うその報告をしたというのです。
この手口でJASRACから著作権使用料として現金およそ630万円をだまし取った疑いがもたれています。
取り調べに対し井上容疑者は…
井上研一容疑者
「自分がしたことに間違いない」
東京商工リサーチによると、井上容疑者が役員などを務めていた「BONZO」と2つの音楽出版社などをめぐっては、7年近くで同様の手口でJASRACから5億円以上をだまし取ったとして、東京地裁が5億6000万円以上の支払いを命じる判決を出しています。
警視庁は余罪があるとみて捜査しています。
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