北京のハーフマラソン大会で人型ロボットが走り、人間の世界記録を更新しました。ロボット大国となりつつある中国版シリコンバレー=通称「ロボットバレー」に行ってみました。
おととい、北京で開かれた人型ロボットのハーフマラソン大会。2回目となる今回は、およそ100体が出場しました。
デッドヒートを繰り広げるロボットがいる一方で、足元がおぼつかないロボットや、ぬいぐるみのような可愛らしいロボット、スタート早々、転倒してしまうロボットも登場しました。
優勝記録は50分26秒。人間の世界記録をおよそ7分上回り、去年の優勝記録を1時間50分近く縮めました。
観客
「ロボットが走る姿を見て、技術の進歩をすごくリアルに感じました」
急速に進化する中国の人型ロボット。そのカギとなる場所が広東省にあります。
記者
「深センのロボットバレーに到着しました」
200社を超えるロボット関連企業が集まるこのエリアはロボットバレーと呼ばれ、中国を代表するロボット企業も本社を置いています。
記者
「こちらの人型ロボットなんですけど、頼んだものを渡してくれるということで、実際に試してみたいと思います」
「(中国語で)リンゴを食べたいです」
人型ロボット
「わかりました。これから渡します」
AIが搭載されたこちらの人型ロボットは、目の前のものを認識して掴んだり、仕分けたりすることができます。すでに500台以上が納入され、商用化が進んでいます。
新興企業も集結し、多くの関連企業が集まっていることから、開発スピードを高めることができるといいます。
ロボットハンドを開発 源昇智能担当者
「私たちはこの周辺(ロボットバレー)で、どんな部品でも見つけることができます。供給網もとても充実していて強力なので、製品開発の効率はとても高いです」
さらに、いま、中国のロボット企業が力を入れ始めているのが輸出です。
記者
「人型ロボットが展示されているんですけど、海外のバイヤーの方々も興味津々です」
サウジアラビアのバイヤー
「以前は中国製の人型ロボットが出てくるなんて思ってもみませんでした。本当に驚いています」
海外向けにアピールするため出展したという企業は…
人型ロボットを開発 魔法原子担当者
「ロボット、特に人型ロボットは去年からとても人気で輸出も増えています。海外販売の割合は全体の30~40%を占めています。私たちはより多くの国への輸出を望んでいます」
今後、実用化がさらに加速すれば、中国製の人型ロボットが世界を席巻する日もそう遠くないかもしれません。
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