長崎の花柳界、長崎検番の芸妓衆も4日が仕事始めです。
新年初めて唄や踊りを披露する『初弾き』が長崎市で行われました。

正月は“紋付の裾引き”に“稲穂のかんざし”を挿すのが古くからの習わしです。

初弾きでは長崎検番の12人の芸妓衆が贔屓筋らを前に『梅と桜』など初春にふさわしいおめでたい3つの演目を披露しました。

長崎検番は『新人を育成し、伝統文化を守ろう』と2022年3月に株式会社化され、2人の芸妓が“社員”となりました。

去年10月社員になった茶々丸さんは「楽しく踊ることができました。若い子たちが入ってきやすい環境になっていっていると思います。皆様にもっと検番を知ってもらえるよう活動していければならないと思っています」と話していました。

検番での初弾きの後、芸妓衆らは料亭などへあいさつ回りをしていました。

去年の秋口から徐々にお座敷が戻り始めたという長崎検番では、株式会社化を機に、これまで以上に色々な場所に出向く一年に、と決意を新たにしていました。