北海道函館市に住む70代の男性が、SNSを通じて知り合った投資会社社員を名乗る人物から投資話を持ちかけられ、3月17日までに2200万円をだまし取られました。警察が特殊詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、函館市に住む70代の男性は、去年12月8日、Facebook上でみつけた株式投資の広告をきっかけに投資会社社員を名乗る「イシクラアサミ」と知り合いました。

男性は、イシクラが参加しているLINEグループに招待されると、イシクラから「購入した方がいいお勧めの株の情報がある」などと株の購入を勧められました。

話を信じた男性は、今年1月以降、指定された口座に5回にわたって、1200万円を振り込みました。

すると、イシクラは「追加でお金を振り込めば、分配金が上がるほか、手数料も下がる特典がある」などと男性に説明。

男性は金がないことを伝えると、「お金を貸す」などとして、サイトであたかも男性が3000万円を借り入れたかのように見える状況を作り、男性に対し「この金(3000万円)を返さないと口座が凍結されて、1200万の運用金も使えなくなる」などと説明。

イシクラを信じた男性は、さらに2回にわたって1000万円を指定された口座に振込みました。

3月29日に、男性が親族に現金を借りに行ったことを不審に思った家族が、男性と一緒に警察を訪れ「父が詐欺に遭っているのではないか」と相談。

男性は詐欺の被害に遭っていることに半信半疑でしたが、約2週間後の4月16日、男性は再び警察を訪れ「だまされていることに気づきました」と被害を申告したということです。

特殊詐欺事件として捜査している函館中央警察署

警察は、特殊詐欺事件として捜査するとともに、SNSで投資の指南をうたう広告を発端とする詐欺が増加していると注意を呼びかけています。

また、詐欺が疑われるケースや、不安に思った場合は、金を振り込む前に警察相談専用電話「#9110」に連絡するよう呼びかけています。