東京電力の小早川智明社長は、福島第一原発で年頭の挨拶行い、春ごろ計画されている処理水の海洋放出について「透明性をもって情報発信することが大事」との考えを示しました。

小早川智明社長「立場を超えて、最善を尽くす1年にしたいと考えています」

福島第一原発でこう訓示した、東京電力の小早川社長。

およそ100人の社員を前に、福島への責任を果たすためには、地域住民や社会から信頼を得ることが大切だと強調しました。

一方、今年の春ごろに計画される処理水の海洋放出については、次のように述べました。

小早川社長「世界からみた信頼を一定得られた状態を作っていくことが重要で、何かあった時も透明性をもってしっかりと情報発信し、ご安心いただける状態を作って、作り続けていくことが何よりも大事だと考えています」

小早川社長は、6日までに大熊町など県内12の市町村を訪問する予定です。