アメリカとイランの戦闘終結に向けた協議は合意には至りませんでした。パキスタンで取材を続ける増尾記者は、今回の協議どう見たのでしょうか。
敵対関係にあるアメリカとイランの高官が直接向き合って協議するという、いわば異例の形になったわけですが、結果としては大方の予想通り合意することには至りませんでした。
イラン側は、今回交渉がまとまらなかった主な対立点として大きく2つ挙げています。まず1つ目はイランの核開発計画をめぐる問題、そして、もう1つがホルムズ海峡をめぐる点についてです。
このうち核開発については、これまでもアメリカとイランの間で繰り返し協議が行われてきた、いわば従来からの問題なわけです。
一方で、ホルムズ海峡をめぐる問題は今回のアメリカによる攻撃を受けてイランが反発し、封鎖に踏み切ったことで新たに浮上した対立軸です。イランにとっては、世界のエネルギー供給を左右するこの海峡を抑えることで、交渉上の強力なカードを手にした形です。
その意味では今回のこの衝突によって、アメリカ自らがイランに対して交渉力を高める余地を与えてしまったとも言えます。
いずれにせよ双方の今後の今後の出方はわかっていません。当面は緊張した状態が続いていきます。
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