現在も一部地域で避難指示が続く葛尾村では2日、成人式にかわる「二十歳の集い」が開かれました。

原発事故で現在も一部地域で避難指示が続く葛尾村では毎年、この時期に成人式を行っていましたが成人年齢が18歳に引き下げられたことに伴い、今年から成人式の名称を「二十歳の集い」に変更しました。

2日の式には、震災当時小学2年生だった8人が参加し、郡山市の短期大学に通う松本和さんがふるさとへの感謝を述べました。

松本和さん「私たちがこの日を迎えられたのは様々な困難の中で私たちを育んでくれた家族や地域の皆さまのおかげと改めて感謝申し上げます。」
宮城県の大学に通う学生「これまで経験してきたことや得た知識を活かして困っている人を助けられるようになりたい。」

参加者の中には震災後初めて同級生と再会する人もいて、約12年の歳月を埋めるよう思い出話に花を咲かせていました。