新潟県五泉市東本町のニット製品製造業者『ファインレーベル』が、3月31日付で事業を停止し、同日に新潟地方裁判所から自己破産の手続き開始の決定を受けていたことがわかりました。民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、負債総額は約1億6170万円だということです。

1991年に設立された『ファインレーベル』は、バブル経済後の多様なアパレル業界の波の中で、セーター・カーディガン・ジャケット・スカート・ワンピースなどの婦人用製品を主体に紳士用のニット製品の製造も行い、ピーク時の2016年の3月期には約3億3000万円の年売上高を計上していました。

しかし安価な海外製品の台頭や、新型コロナウイルス禍以降の消費行動の劇的な変化から、水河期とも言えるほどの繊維業界の不況を受けて業績が低迷、2025年3月期の年売上高は約1億800万円以下にまで減少していたとみられています。

かつてはコムデギャルソンやヒロココシノインターナショナルなどとも取引があったもようですが近年になっても状況に改善はみられず、工場の老朽化も進んでいた印象で、これ以上の事業継続は困難と判断したものとみられています。