新しい庁舎の建設が進んでいる宮城県気仙沼市役所について、現在の庁舎の歴史を伝える展示会が市内で開かれています。

本庁舎にあるらせん階段。1960年の開庁当時、モダンなデザインとして注目されました。会場には、気仙沼市役所に関する写真や資料など約200点が展示されています。明治42年=1909年に建てられた木造の第二庁舎は、現在も庁舎として使われていて戦後間もない頃の写真を見ることもできます。また、昭和のデスクを再現した展示では、今では当たり前のパソコンがない一方、大きな灰皿が。この木製の机は、いまも庁舎で使っているものを借りてきたということです。

訪れた人たちは、長きに渡り市民生活を支えてきた庁舎の歴史を興味深そうに見て回っていました。

訪れた気仙沼市民:
「なかなかこのようなのを見られなくなるので寂しくなる」

気仙沼市リアスアーク美術館・萱岡 雅光・学芸員:
「解体前に現在の本庁舎の歴史や文化的、建築価値をもう一度広く市民を含めて考えて欲しいと思い企画した」

気仙沼市役所は今の場所から内陸側に移転し新庁舎は2027年度に完成する見込みです。それに伴い現在の庁舎は解体が予定されています。この展示会は、気仙沼市リアスアーク美術館で5月31日まで開かれます。