北海道砂川市のハンターがクマの駆除を巡り、猟銃を所持する許可を取り消されていた問題で、北海道公安委員会はあす、ハンターに謝罪し、猟銃を返還することがわかりました。
砂川市のハンター・池上治男さんは2018年、砂川市の要請で警察官立ち合いのもと、ヒグマを駆除した際、発砲した銃弾が住宅に届くおそれがあったとして、2019年に北海道公安委員会に猟銃所持の許可を取り消されました。
池上さんは、北海道の処分の取り消しを求めて提訴し、1審では勝訴。
しかし、2審の札幌高裁は「跳ね返った銃弾が人に当たる危険性もあった」などとして、北海道の処分を適法と判断し、池上さんに逆転敗訴の判決を言い渡し、池上さんが上告していました。
2026年3月、最高裁第3小法廷の林道晴裁判長は、北海道の処分について「酷な処分で民間のハンターが発砲することをためらわせ、萎縮させている」などと指摘し、相当性を欠く違法な処分だと判断。
札幌高裁判決を破棄し、北海道に対し、池上さんへの処分を取り消すよう命じる逆転勝訴の判決を言い渡しました。
池上さんの代理人によりますと、この判決を受けて、北海道公安委員会はあす9日、池上さんに謝罪するとともに、猟銃を返還するということです。
池上は7年ぶりに猟銃を取り戻すことになります。














