愛媛県内に住む80代の女性が、警察官や検事などを名乗る人物から「あなたの口座で資金洗浄されている」などと言われ、およそ12億円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生しました。

警察によりますと、去年10月、女性の自宅の固定電話に、薬局の店員を名乗る女から「あなたの保険証が不正に使われています」「警察につなぎます」などと電話がありました。

その後、石川県警の警察官を名乗る男に電話が代わり「身の潔白を証明するために協力します」などと丁寧に説明されたため、女性は男を本物の警察官だと信用したということです。

さらに女性は、別の警察官や検事を名乗る男らとSNSでやり取りするようになり、検事を名乗る男から「あなたの口座で資金洗浄されています。財産を調査する必要があるので、お金を全て送金してください」などと言われました。

これを信用した女性は、去年12月から今年2月にかけて、8回にわたり、県内の金融機関の窓口から指定された口座に、あわせておよそ12億円を振り込み、だまし取られました。

警察は「本物の警察官がSNSで連絡したり、捜査を理由に送金を求めたりすることはない」として、不審な電話があればすぐに相談するよう呼びかけています。