もし、富士山が大規模噴火したら。政府は新たに、被害をイメージしたCGやドラマを組み合わせた動画を公開しました。首都圏にも降ると想定される大量の火山灰に私たちはどう備えればいいのでしょうか。
内閣府が作成したドラマ映像。東京都心で暮らす男性に緊急速報が届きます。
「富士山で大規模な噴火が発生しました」
都心部も降灰が予想されることから、男性は火山灰が家に入り込まないよう、室外機にカバーをかけるなど対策を講じます。
男性
「もしもし母さん。そっちは大丈夫?母さんのところは富士山からも近いから」
母親
「家にいる分には大丈夫よ」
男性は両親の安否を確認しますが、降灰量が多くなるにつれ、通信インフラにも影響が出て、音信不通になってしまいます。
父親
「電気消えちゃったよ。電話も通じないし、外はどうだった?」
母親
「かなり積もってきたわね。水道もずっと使えてないし」
火山灰は雪よりも遥かに重く、同じ厚みだとおよそ5倍。30センチ以上積もると、木造家屋が倒壊するおそれがあります。
日本の象徴「富士山」。最後の噴火から300年以上が経ち、「いつ噴火してもおかしくない」と指摘されるなか、首都圏に深刻な被害を及ぼすとされているのが火山灰です。国の想定では、住宅地や道路などに降り積もる火山灰の量は最大で東京ドームおよそ400杯分にのぼります。
富士山からおよそ100キロ離れた東京・新宿の街にも最大10センチが降り積もり、交通量の多い環状八号線では車が立ち往生。交通障害によって物資の輸送が滞り、生活物資の入手が困難になると想定されているのです。
長引く影響に備えて、いま何ができるのでしょうか。専門家は…
東京大学大学院 関谷直也 教授
「ポイントは電気・ガス・水道がそんなに大規模に止まるわけではないので、地震とは異なります。道路やインフラが滞ってしまうので、念のための備えとして、1週間分は備蓄をしておきましょうと。ある意味、コロナのときの状況を想定して、備蓄をより多めにしておくことが最大の対策ではないかと思います」
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