足元に転がっている石が、世界に一つだけの「芸術」に変わります。全国屈指の清流や海岸を持ち、石の愛好家からも「聖地」と呼ばれる高知県。宿毛市では、川や海で採取された自然石の奥深い魅力を楽しむ鑑賞会が始まりました。
「宿毛まちのえき林邸」で27日から始まった「日本鑑賞石 桜花展in宿毛」。会場には、全国各地で採集された個性豊かな「観賞用の石」56点が展示されています。実は、高知の四万十川や仁淀川、そして室戸海岸は、石の愛好家の間では全国的に有名な産地です。会場には、県内の愛好家が長年かけて見つけ出した「一級品」も数多く並びます。



▼宿毛愛石玉水会 吉川也寸志 会長
「色とか形に惹かれて収集するようになりましたね。石には色んな種類があって、見た感じ何に見えるか、景色に見えるとか色々想像しながらやってますけどね。石はどこにでもあるやないですか、海でも川でもね。だから自分でこれが良いと思えばそれで良いんじゃないか、そういう楽しみ方もあると思うんですよね」

吉川さん自慢のコレクション。中でも一際目を引くのが、仁淀川で出会ったというこの石です。
▼宿毛愛石玉水会 吉川也寸志 会長
「私が採った石なんですけどもね、これ仁淀川なんですよ。誰が見てもカメに見える。川に行ったらいくらでもあるって(人は)言うがやけど、いざ探してみるとなかなか無いんですよ。自分の気に入った石が見つかったときはやったといった楽しみはありますね」
子どもの頃から地域の川でお気に入りの石を見つけては、持ち帰ってコレクションにしてきたという来場者もいました。
▼来場者
「同じ石は無いということよね。人の形になったり動物の形になったり、そういうところが面白いんですよね」

普段は見過ごしてしまいがちな、身近な石たち。川や海に行った際、ふと足元に目を凝らしてみれば、そこには地球が何万年もかけて作った宝物が眠っているかもしれません。鑑賞会は3月29日まで、「宿毛まちのえき林邸」で開かれています。














