専門部会がJRの対策案を「妥当」と判断

リニア中央新幹線の静岡工区をめぐり、県とJR東海の対話が完了し、年内にも着工する可能性が浮上してきました。

鈴木知事は着工の判断について「できるだけ早い時期に決断したい」と述べ、JR東海に真摯な対応を求めました。

<静岡県 平木省副知事>
「全てにおいて議論が結論に達したことは、大きな節目でありますし、非常に感慨深いところ」

3月26日に開かれた専門部会では、静岡工区のトンネル工事に伴う南アルプスの生物多様性への影響についてJR東海が対策案を説明し、県の専門部会はいずれも「妥当」と判断しました。

これで水資源、発生土を含めた28の対話項目がすべて了承され、約10年にわたって続いた議論は区切りを迎えました。

県は対話の完了をリニア工事を容認する前提条件にしていて、平木副知事は地元の理解を得られれば、静岡工区の年内着工もあり得るとの見解を示しました。

鈴木知事は着工の判断について「できるだけ早い時期に決断したい」と述べました。

<鈴木康友知事>
「今のところ、いつということは申し上げられませんけれども、できるだけ早い時期、そうした決断ができるように、引き続き、JR東海には真摯な対応をお願いしたい」

JR東海は大井川流域の市町への説明や関係法令の手続きなどを進め、早期の着工を目指します。