アメリカの軍事作戦で拘束されたベネズエラのマドゥロ大統領が本格的な審理開始を前にニューヨークの連邦地裁に出廷しました。
今年1月にアメリカの軍事作戦で拘束されたベネズエラのマドゥロ大統領は麻薬密輸などの罪に問われていて、26日、本格的な審理開始を前にニューヨークの連邦地裁に出廷しました。
マドゥロ氏の弁護士費用をめぐり、マドゥロ氏側はベネズエラ政府の資金で支払う意向でしたが、アメリカ政府は資金の利用を禁止していました。
これを受け、マドゥロ氏側は「弁護士をつけられる権利を定めた憲法に違反する」として起訴の取り消しを求めましたが、検察側は「マドゥロ氏が個人で支払う能力がある」と主張しました。
判事は、起訴の取り消しは否定した一方で、弁護士費用については「他の権利よりも優先される権利は、憲法に定められた弁護を受ける権利だ」と指摘したうえで、今後、判断を下すとしました。
マドゥロ氏は通訳を聞くためヘッドホンをしていて、時折、足を伸ばすなど落ち着いた様子で手元の資料を確認したり、弁護士に話しかけたりしていました。
一方、裁判所の前では、マドゥロ氏の支持者と反対する人の双方が声をあげました。
マドゥロ氏支持
「マドゥロ大統領夫妻は民主的に選ばれたベネズエラの指導者です。アメリカがベネズエラの政治に介入する権利はありません」
反マドゥロ派
「真実を世界の皆さんに伝えているんです。ベネズエラは今も独裁政権下にあって、自由を手にするためのプロセスの最中なんです」
次回の期日は未定ですが、現地メディアは本格的な審理の開始には数か月から1年以上かかる可能性があると指摘しています。
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