ウィズコロナに一気に方針転換した中国。今度は、入国の際の隔離措置を来月8日から撤廃すると発表しました。市民の間では、日本や韓国などへの海外旅行再開に対する期待が高まっています。
記者
「ここは北京空港の国際線の到着口なんですけども、来月以降はここに多くの人が訪れるかも知れません」
中国政府は現在、海外から中国本土に入る際に施設で5日間隔離したあと、自宅での3日間の健康観察を義務付けています。しかし、来月8日からは全ての隔離措置を撤廃すると発表。中国人の海外旅行についても、再開させていくとしたのです。
市民
「海外に行けるのが嬉しいです」
「海外旅行の計画を立てたいです。(Q.どこに行きたいですか?)ヨーロッパですかね」
中国メディアによりますと、この発表の15分後には海外への航空チケットの検索数が7倍に増え、日本や韓国、タイが行き先として人気だということです。
また、中国政府は▽国際線の便数制限撤廃や、▽ビジネスや留学などのビザ発給条件を緩和する方針も示しており、3年ぶりに海外との往来を本格再開させることになります。
一方、高速鉄道の駅に向かってみると…
記者
「ここは高速鉄道の駅なんですけども、大きな荷物を持って駅に入っていく人がいます」
年末年始を行楽地や地元などで過ごすために移動をする人たちの姿が。
市民
「春節は実家に帰りますが、対策が緩和されたので外に出るのが心配」
「年末年始に江蘇省に行きます。旅行です」
中国の旅行会社によると、ゼロコロナ政策緩和後、初の連休となる年末年始に合わせて旅行を計画している人たちは、1年前と比べ34%も増えていて、特に中国のハワイともいわれる海南島などが人気のスポットとなっているということです。
一方で、懸念されているのが、新型コロナの感染拡大。北京や四川省成都など大都市では人口の半数以上が感染し、ピークを越えたとみられる一方、これからピークを迎えると予想されている地域もあります。
また、来月21日から始まる中国の旧正月・春節にともなう大型連休の前後に、中国国内での感染拡大がピークに達する可能性があるとの指摘もあります。
中国政府としては海外も含めて人の往来を再開させることで、経済回復につなげたい考えとみられますが、コロナ対策との両立という難しいかじ取りを迫られることになりそうです。
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