アメリカとイランの衝突をめぐり、アメリカが提示した戦闘終結の条件をイランが拒否する姿勢を示したと報じられました。
イラン国営メディアは25日、安全保障担当の高官が“イランはアメリカが提示した戦闘終結の条件を拒否する姿勢を示した”と明らかにしたうえで、「トランプ大統領に戦争終結の時期を決めさせることは許さない」と述べたと報じました。高官は「イランが自ら決断し、条件が満たされた時に戦争を終結させるだろう」と話したということです。
イランが求める条件は5つあり、▼アメリカとイスラエルによる攻撃の完全停止や、▼今後、イランが攻撃を受けない保証、▼損害賠償の支払いなどが含まれるとしています。
高官は、条件が受け入れられるまでは「交渉は行われない」と強調し、その間は「防衛作戦を継続する」としています。
ホワイトハウス レビット報道官
「協議は続いています。大統領が月曜日に述べたように建設的なもので、いまも続けられています」
一方、アメリカ・ホワイトハウスのレビット報道官は25日、イラン国営メディアの報道について問われ、戦闘終結に向けた「協議は継続中だ」と強調。「アメリカとイランの間のやりとりの詳細については明らかにしない」と話しました。また、「イランが現実を受け入れなければ、トランプ大統領は更なる攻撃を加えるだろう」と述べ、イラン側に協議での合意を強く迫りました。
こうしたなか、イランのガリバフ国会議長は25日、自身のSNSに「一部の情報によると、敵対勢力がある地域の国の支援を受け、イランの島の1つを占領する作戦を準備している」と投稿しました。
具体的な情報は示しませんでしたが、ガリバフ氏は「敵のあらゆる動きは、我が軍の完全な監視下にある」とけん制し、実行されればその地域のインフラ施設に対し激しい攻撃を行うと警告しました。
これに先立ちアメリカメディアは24日、国防総省が陸軍第82空挺師団の戦闘部隊およそ3000人の中東派遣を検討していると報道。イランの原油輸出の拠点であるカーグ島の制圧に投入される可能性があると伝えていました。
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