静岡県下田市に住む女性がバギーランというランニング方法の普及に取組んでいます。世代や障害の有無を越えて走ることで人生を豊かにする新しいライフスタイルです。
3月、静岡県伊東市で開催されたバギーランの大会です。
バギーランはランニング専用のベビーカーに赤ちゃんを乗せて走るランニング競走です。
大会には県の内外から27組80人の親子が参加し、街中に設けられたスポットを制限時間内にまわり写真を撮影しながらゴールを目指しました。
バギーランは子育て世代の運動不足の解消や、リフレッシュにつながる新たなライフスタイルとして、欧米では広く普及していますが、日本での認知度はまだ高くありません。
<バギーランステーション 土屋みなみ代表>
「バギーランの大会を作りたいっていうのは、私の5年以上前からの目標でしたので、その夢が叶って今日は本当にうれしいです」
大会を主催したのは土屋みなみさん(36)。
2人の子どもを持つお母さんです。土屋さんは2024年、東京から下田市に家族で移住し、バギーランの普及活動に取り組んできました。
<土屋みなみ代表>
「普段こんな感じで、わちゃわちゃと。真剣に走るというよりかはちょっと体を動かすきっかけになったり、ちょっとでも動かせたらいいなと思って」
これまで市民ランナーとしてマラソン大会に参加するなど、走ることが生きがいになっていた土屋さん。しかし、妊娠をきっかけに走ることを諦めようとした過去があります。
<土屋みなみ代表>
「妊娠した時に子どもが欲しかったので喜ばしい反面、これまで積み上げてきたものがゼロになるみたいな、ちょっとネガティブな気持ちになりました」
そんなときに出合ったのが、赤ちゃんと一緒に走ることができるバギーランでした。
同じ境遇にある子育て世代の力になりたい。今ではバギーランの大会を開くまでになりました。
<柴野めぐみさん>
「なかなか数少ないので、今回のイベントは本当にありがたいです。待ちにまったって感じ」
大会を誰よりも心待ちにしていたのが柴野めぐみさん(52)と、しずくさん(14)親子です。しずくさんは生後10か月の時から後天性の四肢麻痺の障害があり、歩くことができません。
これまでは、一緒に外に出ることも限られていましたが、障害があっても乗れるバギーランを知り、親子で外に出る機会が増えたといいます。
<柴野めぐみさん>
「24時間介助・介護なのでお互いにストレスが何気に溜まっていくので、こういう街中を走れるっていうのがすごくストレス解放になるのかなって思いました」
今回の大会には、柴野さんを含めて4組の障害者の親子が参加。優勝を果たしたのも障害者の親子でした。
<バギーランステーション 土屋みなみ代表>
「いろんなライフステージがあると思いますが、変化を辛い、苦しいじゃなくて、変化を楽しんでいける、そういった人たちが増えたらいいなと思っています」














