75歳以上の人が対象の後期高齢者医療制度についてです。岡山県の今後の保険料率などを話し合う議会が開かれ、来年度からの医療保険料の引き上げが決まりました。
年間平均で1人あたり約1万6,000円の増額となります。県内すべての自治体が参加する「岡山県後期高齢者医療広域連合」の議会で可決されたものです。
後期高齢者の保険料率をめぐっては、先月(2月)、診療報酬の改定などを理由に事務局から、年間平均で一人あたり約1万6,000円引き上げる改定案が示されました。
しかし、慎重な議論を求める声が上がったことから、結論は持ち越しに。その後、引き上げ額を抑制するため県の財政安定化基金を活用するよう一部の市町村などが県に要望書を提出しましたが、伊原木知事はこれに応じない考えを示していました。

(伊原木隆太岡山県知事)
「まだまだ(高齢化の)ピークはこの先にある。いざという時に後ろ盾になるために(基金は)活用すべきだと」
年度末を目前に開かれたきょう(24日)の議会では、延期されていた改定案の審議が再開され、賛成多数で可決されました。新年度からの執行に間に合うよう議決した形です。

これにより、来年度から後期高齢者の医療保険料は、全員が均等に負担する均等割額が1万円近く値上がり。また、所得にかけられる所得割率は10.88%になり、あわせて約1万6,000円の引き上げとなります。
(田口裕士岡山市議会議員)
「安くしたい、でも保険の制度も守りたい。そのはざまで苦渋の決断をせざるを得なかったと」

また、財政安定化基金の活用については、県と広域連合のより深い協議を求める附帯決議も採択されています。














