「薬不足が頻発する危険」 原因は“ジェネリック医薬品”の構造

ジェネリック医薬品の割合は現在85%です。
先発医薬品に比べ、ジェネリック医薬品は莫大な研究費が必要ないため、比較的“安価”です。
また、医療費節約のために、ジェネリックの使用を国が推進してきました。
医薬品政策に詳しい神奈川県立保健福祉大学の坂巻弘之シニアフェローは、「ジェネリック医薬品は、価格と安定供給のバランスが崩れてきている。薬が不足する状況は、今後も頻発する危険がある」と指摘しています。

どういうことなのかというと、保険適用される薬の価格(薬価)は国が決めています。収入や地域によって受けられる医療に違いが出ないよう、公平性を保つために国が価格を定めています。
しかし、病院や薬局は、利益を出すために薬を安く仕入れたいものです。そのため製薬会社は、市場競争で仕入れ値を下げていきます。
国はそういった“市場調査”をして薬の価格を改定するため、どんどん下がってしまうというわけです。
一方で、輸入に依存する原材料費、輸送コスト、人件費が高騰しているため、生産コストはどんどん上がってしまいます。

坂巻さんは「ジェネリックは利益が少なく、生産をやめてしまう企業もある。新規参入を期待するのは難しい」としています。














