「憲法9条」でトランプ大統領を説得 今後の議論にどう影響?
井上貴博キャスター:
個人的に気になったのは、トランプ大統領を説得するうえで持ち出したのが憲法9条だったということです。日本には平和憲法があるため、自衛隊を派遣することはできないし、艦船を派遣することはできないと伝えました。
裏を返すと、憲法9条がなかったら、違う結果になっていた可能性もあります。
これから憲法改正議論は加速しますが、護憲派も改憲派も、どういう憲法にしていくべきかを考えるうえでものすごく重要な意味合いを持つ首脳会談だったのではないかと思います。

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
本当に議論したいことがたくさんありますね。
まずは、想定される最悪の事態は免れたと思います。トランプ大統領の言動が未知だからこそ、最悪の事態にならないために、どのようなコミュニケーションが必要かという戦術がすごかったと思います。
一方、「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだと思っています」という言葉はダブルミーニングで、裏もあります。その裏をトランプ大統領がどの程度汲み取っているのかどうかは、日本側がコントロールできることではないですが、「日本側はそうなんだ」と言い続けることはできます。
憲法9条の話も、要は日本はアメリカとどうしていくのかということについて考えさせられました。
高柳キャスター:
憲法9条に関しては、今後の議論にも影響が出てくるのでしょうか。

TBS報道局政治部 官邸キャップ 中島哲平 記者:
今後の議論にどう影響してくるのかは不透明ではありますが、憲法9条がある種、自衛隊派遣の歯止めになっていることが見えてきたのではないかと思います。
憲法改正議論をするなかで、またアメリカとの向き合い方を考えていくなかで、憲法がどうあるべきかということは、国会でじっくりとちゃんと議論しなければならないと思います。
出水麻衣キャスター:
「できることはやる」というメッセージを強く伝えたといいますが、ここだけトランプ大統領の脳裏に焼きついて残っている可能性もあるなかで、日本は今、何をすることができるのでしょうか。
TBS報道局政治部 官邸キャップ 中島哲平 記者:
高市総理は、戦闘が行われている間にできることはなかなかないだろうとしています。
ただ、戦闘が終わったあとの機雷の掃海などについて日本はかなり高い技術を持っているので、トランプ大統領はそういったものにも期待しているようです。
出水キャスター:
トランプ大統領にも、日本ができることは何かということは伝わっているのでしょうか。
TBS報道局政治部 官邸キャップ 中島哲平 記者:
どのタイミングでできるか、できないかということを事細かに把握しているかはわかりませんが、ある程度のことは認識しているのだろうと思います。
井上キャスター:
できることをやるためにも、とにかく即時停戦をしてほしいということは、世界中の願いなのだろうと感じます。
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<プロフィール>
中島哲平
TBS報道局政治部 官邸キャップ
日米首脳会談を同行取材
田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト 慶應義塾大学特任准教授
こころの学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰














