3月8日に合格発表があった新潟大学。合格者の次なる戦いは、「アパート探し」です。平均家賃4万円前後。スピード勝負の争奪戦に密着しました。

新潟大学 五十嵐キャンパス前で30年店を構える「学生アパート紹介所」が密着の舞台です。

午前9時過ぎ…
【スタッフ】「数日前まではギリ一個空いてたんですよ。なので空いてるかもしれない」

福島県から来た小林さん親子が来店です。合格発表は午前10時…
その前に意中の物件を見つけて合格と同時に契約する作戦です。

【小林さん父親】「(合格発表まで)あと10分だよ。この10分が長いな~」

ほとんどのアパートはまだ4年生が住んでいるため、部屋の中は見られず…外観や周りの雰囲気を確認に行きます。

【小林さん】「防犯カメラあるのいいね」
1件1件の滞在時間は数分。より良い物件をより早く見つけるため、スピード重視です。

そして、時刻は午前10時。

合格がウェブ上で発表されました。それと同時に車から降りてきたこちらの親子…
Q「どうでした?」
【受験生】「受かりました!」

「おめでとうございます!」
【受験生】「ありがとうございます」
Q「どきどきでしたね」
【母親】「今ちょうど車の中で大騒ぎしてまして」
秋田県から来た藤原さん親子。

藤原さんは法学部に合格しました。ちなみに希望物件は…
【法学部に合格 藤原さん】「静かな所で住めればいいなと思ってます」

Q「静かな所というのは?」
【法学部に合格 藤原さん】「新潟大学に近いんですけど、道路とかよりもちょっと離れているような場所に…」
Q「予算はいくら?」
【母親】「できれば4万円台くらいまでに抑えたいと思うんですけど…」

スタッフに希望条件を伝え、何件かピックアップしてもらいました。間髪入れず、すぐに物件へ!見学するアパートは現在、空き室になっているということで、中を見せてもらうことに…
【法学部に合格 藤原さん】「十分じゃん!」

【スタッフ】「部屋によって床の色とか違ったりはするので」
【母親】「あ!二重窓ですね!さすが!」
【藤原さん】「めちゃくちゃいいじゃん!」
こちらは4万円台前半の1階の部屋。やっぱり室内を見ると実感が湧くようで、かなりの好印象です。
【法学部に合格 藤原さん】「大きな道からも離れているので、静かというところでは最適かなって」

【母親】「女の子だったらやっぱり2階以上がいいと思うけど大丈夫ね?」
【法学部に合格 藤原さん】「大丈夫」
Q「100点満点中何点?」
【法学部に合格 藤原さん】「100点でもいいんじゃないですか。本当に結構いいなと思ってます」
初っ端から満点が出ましたが、念のため、ほかの物件も見学です。

学生アパート紹介所によりますと、新大生の月々の家賃は2万円から高いところで6万円で、4万円前後の物件を契約する人が多いそうです。

さて、藤原さん親子が帰ってきました。
【法学部に合格 藤原さん】「決まったから」
【母親】「(ほかの物件)聞かなくていい?」
【法学部に合格 藤原さん】「大丈夫」
【父親】「あなたはそうだから、いつも。決めるのは即決しなさいって」
【母親】「そう?だって…いいの?」
【父親】「そうやっている間に取られるんだから」
慎重派の母親に即決派の父親。意見の違いはありましたが、何とか契約までたどり着けました。ちなみに先ほどの100点満点の物件とは別の物件を契約したそうです。

Q100点満点を超えた?
【法学部 藤原さん】「もう超えました。決めることができただけで今気持ちが高揚しています」
これでやっと一安心。4万2000円の物件を契約し、この日は終了。

【法学部 藤原さん】「人生においても最高の転換点、本当に1つの山場を超えたと思います。将来の夢は今のところお父さんが勤めている秋田県庁で働くことです」
【父親は】「学業優先なんですけども、多くの友達と交流して充実した学生生活を送ってもらいたいと思います」

父親の背中を目指して、これから4年間頑張ってください。
合格者の親子が次々と物件を探しに来ている中、合格発表前から物件を探していた小林さん親子が帰ってきました。
Qどうでした?
【小林さん】「受かりました」

見事、経済科学部に合格しました。ちなみに希望物件は…
【経済科学部に合格小林さん(18)】「風呂トイレ別と独立洗面台があるのと、洗濯機が室内に置ける」

と言っていますが、親の思いは…
【母親】「やっぱり娘なので安全面を優先したいというのはあります。セキュリティもそうですし、なるべく2階とかの方がいいんですけどなかなか空いてなかったみたいで」

受験生の早い人は、去年夏から物件を下調べしていて、入試当日前後には、8割以上が仮予約をしているとのこと。そのため、合格発表後に決めようとすると、人気物件のほとんどが埋まっているということです。

小林さんは結局、家賃5万3000円。セキュリティ万全の女性専用アパートに決めました。

【父親】「5万円前後で考えていたので、まあいいかなって。それ以上に娘が気に入ってくれたのが大きいと思うので」

【経済科学部に合格 小林さん】「自分が家事が本当にできないので不安ですけど、その時はちょっと親に電話して助けてもらおうかと。でも自分なりに頑張ろうと思います」
将来は経営に携わりたいそうです。ぜひ夢に向かって頑張ってくださいね。

ここで、気になる新入生のお財布事情。

大学生協の調査によりますと、新大生の平均仕送り額は家賃を除いて月々6万5410円。首都圏の平均より1万8000円ほど低くなっていますが、去年の平均より1万6500円ほど増えています。

食費の平均は月2万5180円で学生の55.5パーセントがアルバイトを経験していて、月4万3000円ほどの収入があるそうです。

新入生の保護者はどのくらいの仕送りを考えているのでしょうか?
【保護者】「15万円程度でとりあえずやってほしいなって、アパート代も込みでですけど。あとは自分で欲しいものだったり、足りない分はアルバイトで生計立ててくれというのが本音」

【保護者】「家賃の2倍くらいは必要なんじゃないでしょうかね」

【保護者】「(家賃除いて)5万円くらいでしょうか。ちょっと想像ができないんですけど。あとは本人に頑張ってもらって」

最後は、上越市から来た二ノ倉さん親子。二ノ倉さんは経済学部に合格しました。
【経済学部二ノ倉さん(18)】「風呂とトイレは別の部屋で」

3つの物件を周り、4万1000円の部屋に決めました。若干、予算オーバーのため、アルバイトをして親に返していくということです。

【経済学部に合格 二ノ倉さん(18)】「英語とかは結構頑張りたいので、頑張って資格とかも取って、就活とかで生かせるように」
Q「将来は何になりたい?」
【経済学部に合格 二ノ倉さん(18)】「とりあえず父と同じ公務員になれたらいいなと思ってて」

そんな父親は息子が家を出ていくことが寂しいみたいで…
【父親】「時々見に来ようかなと思っています」
Q「どれくらいに来る?」
【父親】「どうだろうな。1か月に1回か2回くらい」
【経済学部に合格 二ノ倉さん(18)】「はい。うれしいです」
【父親】「そのうち来るなって言われそう」

みなさんおめでとうございます!

「合格発表」に「物件選び」と、大人への階段を上った1日となったようです。