素早い判断と行動が命を救いました。去年12月、岡山県笠岡市の沖合で転覆した船の乗組員を救助した2人の男性に水島海上保安部から感謝状が贈られました。

(浅野福馬さん)
「ゆっくり引っ張って船に乗せて(港に)戻った」

去年12月30日、笠岡市の正頭漁港沖合の定置網の近くで作業していた船が転覆、2人が海に投げ出されました。救助に向かったのは漁師の浅野福馬さんと友広さん兄弟。2人を助けだしました。浅野さん兄弟には、水島海上保安部から感謝状が贈られました。

(浅野福馬さん)
「あの時は寒かった、僕らもカッパを着とったけど寒かったから」

事故が起きたのは12月で、救助が遅れれば低体温症の危険がありました。港で転覆の知らせを受けた兄弟がすぐに現場に向かい、発生から10分ほどで転覆した船に乗っていた2人を助け出したのです。

(浅野友広さん)
「ひっくり返ってその上に2人とも座っていたんで、命だけはあってよかったなと思って」

今回の事故で転覆した船の2人にけがはありませんでした。携帯電話をビニールでカバーしていたので、水にぬれても救助要請が可能だったことが素早い救助につながったのです。

(水島海上保安部 端山真輔部長)
「遭難の情報を聞きつけるやすぐさま漁船も出して遭難された方々のもとに向かったことが、いちばんの功績だったと考えております」

水島海上保安部は水難事故の防止に向け、ライフジャケット着用と携帯電話の防水対策を呼びかけていきたいとしています。