山口県上関町に計画されている使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設をめぐる動きです。18日、上関町議会は中国電力に事業計画の早期提示を求める請願を賛成多数で採択しました。

請願は中国電力に事業計画を早く提示するよう、議会として意思表示してほしいと上関町商工会が提出していました。事業計画は中間貯蔵施設の規模や交付金など具体的な内容が盛り込まれるものです。

請願は3月12日、議員5人でつくる常任委員会で非公開で審査され、採択に賛成と反対が2人ずつの同数でしたが、委員長裁決で「採択すべき」とされました。

本会議では委員長が審査の結果を報告し、採択に賛成と反対の立場から議員6人が意見を述べました。

請願採択に賛成 古泉直紀議員
「賛成反対の違いはあっても、早期に事業計画を提示してほしいとの思いはみんな同じだと思います。議会において町の将来を見据えた議論を進めていくためにもこの請願に賛同します」

請願採択に反対 國弘秀人議員
「町から具体的なメリットデメリットの説明がないなかで、住民の理解が深まっているとは思えない。そのなかで実施された町議選の結果は、中間貯蔵施設以外の要素も強く影響するため、中間貯蔵施設に対する町民の意思がそのまま反映されているとは思えない」

採決の結果、賛成5、反対4で請願は採択されました。

請願を提出した上関町商工会 濵田憲昭会長
「町の厳しい商工業者のために、これから中間貯蔵施設を建設一刻も早くやっていただいて、町の商工業者に何らかの形で経済効果がもたらされるという期待を込めてですね」