イラン情勢の悪化によりガソリンスタンドだけでなく様々な業界に影響が出ています。宮城県内のクリーニング店も原油価格の高騰で経費がかさみ、先行きに不安を募らせています。

宮城県内でクリーニング店49店舗を展開する「オートランドリータカノ」。

仙台市太白区の工場には、多い時で1日に1万点もの衣類が持ち込まれます。

オートランドリータカノ 阿部慎也工場長:
「こちらはズボンのプレス機でしわを伸ばしたりする工程。このように大量の蒸気を使って、お預かりした品物のしわを伸ばしている」

工場で使用するプレス機やアイロン、乾燥機などに熱を送っているボイラーは、重油を使って動かしています。

オートランドリータカノ 阿部慎也工場長:
「イランの影響がある前から、重油の値上がりがあって、今後については、まだ未定だが影響は心配される」

重油の価格は、円安などを背景に10年前のほぼ2倍となっていて、イラン情勢を受けて、さらなる値上げが懸念されています。

大槻聡記者:
「ほかにも、水洗いできない衣類を洗うドライクリーニングの特殊な洗剤にも石油が使われています」

ハンガーやクリーニング済みの衣類を包むビニールなども全て石油製品。

特にハンガーは、イラン情勢が悪化する前の2月にも約7%の値上げがあったばかりだと言います。

加えて、衣類の運搬に使う車両、数十台分のガソリン代もかさんでいて、店舗、工場ともに負担は増えています。

オートランドリータカノ 阿部慎也工場長:「非常に業界全体が厳しい状況」

この会社では、客にハンガーの回収を呼びかけたり、工場の稼働時間をより効率化したりして、できる限り客への負担を増やさないよう企業努力を続けています。

オートランドリータカノ 阿部慎也工場長:
「不安な部分はあるが、地域の皆さんに安心して利用してもらえるように品質とサービスの維持に努めていきたい」

燃料費や資材費がどれだけ上がるのか、そして、影響がどこまで長引くのか、先の見えない不安が県内の産業にも影を落としています。

これから、冬物から春物への衣替えのシーズンとなり、繁忙期となるため、この会社は経費が上がるのは、非常に苦しいと話していました。














