実際の裁判も行われている東京地裁の法廷で、20代や大学生の時に裁判員を経験した男女2人と、都内に住む高校生およそ40人を招いた意見交換会が開かれました。
この意見交換会は、2022年の法改正により、裁判員になることができる年齢が18歳以上に引き下げられたことから、高校生に「裁判員」への理解を深めてもらおうと、東京地裁が16日、開催したものです。
大学生で裁判員を経験した女性は当時を振り返って、「専門用語は分からないが、資料が分かりやすく、分からないことがあれば裁判官が全部教えてくれる。知識がない状態で挑んでも問題なかった」と話しました。
その後、高校生から「裁判は公平だと思うが、一方に感情移入してしまうことはないか」という質問が出ると、24歳で裁判員を経験した男性が「遺族の方の意見陳述を聞くと感情移入はしてしまったが、刑を決めるときには気持ちが先行することはなかった」と答えました。
最後に高校生へのメッセージとして、大学生で裁判員を経験した女性は「私はドラマが好きで、好奇心だけで参加した。興味があれば経験してみるのは人生のプラスになると思う」と話しました。
続いて、24歳で裁判員を経験した男性が「裁判員になることは怖くない。いろんな世代のいろんな価値観で真剣に話し合えるのは良い経験だった」と話すと、高校生たちは頷きながら聞いていました。
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