小学館は8年前、当時の社員が取引先の従業員に対して性的な行為を求めるトラブルを起こしていたことを明らかにし、謝罪しました。

「週刊文春」は今月12日発売の最新号で、小学館の編集者だった男性が取引先に対して性的な行為を求めるなどトラブルを起こしていたことを報じました。

これを受けて小学館は声明を発表し、2018年に当時の社員が取引先の従業員に対して、取引関係上の優位な立場を利用して性的な行為を求めるトラブルを起こしていたことを明らかにしました。

小学館は守秘義務があるとして具体的な内容は公表していませんが、2020年に被害者から刑事告訴を受けたことで事態を把握し、被害者や関係者に謝罪する対応を取ったとしています。

元社員はその後、不起訴処分になったということです。

小学館は元社員を社内処分しましたが、元社員は去年、別の不適切な行為について責任を認め、退社したということです。

一方、小学館は「週刊文春」が被害者の委託元の会社に写真集の出版を通じ金銭を支払うことで「トラブルを握りつぶした」と記事にしていたことについては、写真集の出版は会社側から提案されたもので、事実誤認だとしました。

小学館をめぐっては、漫画アプリ「マンガワン」で原作者が性加害事件を起こし、連載を取りやめたにもかかわらず、その後、別のペンネームで起用していた問題を受けて、第三者委員会を立ち上げ、対応を検証する事態となっています。

小学館は今回のケースも委員会に報告することにしています。

小学館は「一連の事案において、女性の尊厳と人権を尊重する意識が欠如していたことを重く受け止め、組織としての責任を痛感しております。あらためて、読者の皆様、お取引先様、弊社事業にご協力いただいている皆様、関係各所の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫びいたします」などとコメントしています。