緊迫する中東情勢の影響で、原油の安定供給への懸念が広がっています。今後の先行きが不透明な状況に、各方面からは不安の声があがっています。
青森県つがる市の農家からは、供給不安を危惧する声があがっています。つがる市木造でメロンやスイカの苗を育てている農家・木村文宣さんの作業所です。
この時期は、病気に強い苗を作るため、苗を台木に接着する「接ぎ木」の作業が最盛期を迎えています。
苗はビニールハウス内の温度を上げて育てていますが、市内では、この冬の豪雪によるハウスなどの農業用施設への被害が100棟以上あり、木村さんの育苗ハウスも2棟が倒壊しています。
苗の生産農家 木村文宣さん
「2回(ハウスが)倒壊したが、急いで建て直して、何とか間に合うように作業している」
修復のために費用がかかったのに加え、いま頭を悩ませるのが、今回の原油価格の急騰です。
苗づくりは露地栽培の定植が始まる6月中旬まで続きますが、まだ、朝晩の冷え込みが厳しく、4月までは暖房が欠かせません。
ハウスでは1週間で約1000リットルの灯油を使用していて、今後、供給が不安定になるのではと危惧しています。
苗の生産農家 木村文宣さん
「どこまで(価格が)上がるのかわからないですけれども、上がっても使わないとならない。子どもを育てているようなものなので。灯油を使って育苗をしているので、(価格が)高いのは仕方がないが…。油(供給)が切れなければいいなと考えている」
これまでの物価高で生産コストも軒並み上がるなか、この冬の豪雪被害、さらに今回の燃料費の高騰。
中東情勢の先行きが見えないなか、各方面で影響が広がっています。














